2018年9月 2日 (日)

【海外出張】2018韓国・台湾出張(台北)vol5

2018年海外出張3日目、台湾へやってきました。
朝7時に韓国のホテルを出発したにもかかわらず、機材トラブルの影響で台湾に到着したのは15時前。
そして雨続きだった韓国からやっと解放されたかと思いきや、、、

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また雨です。。(写真が横向きなのは移動疲れのせいだと思われます笑)
写真は空港から台北市内への移動中の空港MRT(高速鉄道)からの風景です。
約30分強、NT160(約600円)で台北市内に到着できるので本当に便利ですね。

台北到着後、早速SCS Global Consulting (Taiwan) Limited様を伺いました。
SCS様は中山復興駅から徒歩5分弱、大通り沿いの非常に便利な場所に事務所を構えられています。

SCS様はアジアを中心に19カ国、36拠点をお持ちで、そのすべてに日本人担当者が常駐されているそうです。
各国との連携も頻繁にされるそうで、様々な国に進出されている企業様に各国の税務・会計の法制度を理解した上でベストなご提案ができることが強みとのことでした。
台湾担当の小西様からは台湾のサービス関連取引に係る源泉徴収の現状などネットや書籍ではわからない情報をたくさんお伺いできました。

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写真向かって左から、あすか津田、小西様、あすか街、あすか高田


面談後の晩ご飯は火鍋の店に行きました。(食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。すみません。)
私のイメージでは火鍋は独特のタレにつけて食べるイメージでしたが、
行ったお店は出汁自体が美味しくそのままお肉をしゃぶしゃぶして食べるスタイルで驚きました。
あひるの血を固めたものや、ダチョウのお肉など珍しい食材(どれも絶品)も食べることができ、新鮮でした。
食事が美味しすぎて一緒に金門高梁酒という58度のお酒で何度もホッターラ(台湾語で乾杯)してしまったことは、ご愛嬌ということで(笑)。

街 有帆


2018年8月30日 (木)

【海外出張】2018韓国出張(ソウル)vol4

2018韓国出張(ソウル)vol3で明洞散策をしたとブログに書きましたが、散策中に頂いたお昼の写真を一点、、、


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この麺の出汁が美味しかったです!一緒に注文したマンドゥも美味しかった!どこで食事を頂いてもキムチが突き出しのように出てくるのは韓国ならではですね。

明洞を散策後、ソウル駅周辺を経由して韓国最後の会計事務所訪問となる、税務法人スターシア様を伺いました。
税務法人スターシア様はソウルから見て南東にある江南(カンナム)の一つ東の駅、駅三(ヨクサム)駅から徒歩3分程度の綺麗なビルに入居されておられます。

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入居されているフロアの一つ下の階がスポーツジムでスタッフの方も通われているそうです。

税務法人スターシア様は、法人設立から会計税務顧問のみならず、移転価格やM&Aまで幅広い守備範囲をお持ちです。経営に対する考え方など、何かと私たちあすか税理士法人と似ている側面があるように感じました。
また、東京にも拠点をお持ちで、代表の黄先生はベースが日本で、月の3分の一程度ソウルにいらっしゃるとのことで、日本にいながらにして韓国のことを相談することが出来るのが一つの特徴でいらっしゃいます。

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写真向かって左から、あすか街、申原先生、黄先生(代表)、あすか高田

面談して頂いた後、美味しい韓国料理が食べられるお店へご一緒させていただくことが出来ました。本当にありがとうございました!
そのお店の料理がこちら。。。

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キムチチゲ、ナムル、チャプチェ、韓国のり、マッコリ。どれをとっても本当に美味しかったです!(黄先生、申原先生、本当にありがとうございましたm(__)m)
韓国の色々な裏話(?)も伺うことが出来、本当に楽しいひと時を過ごさせていただきました。

今日の午後には寂しいですが韓国を離れ、台湾へ旅立ちます。
韓国の方は皆さん優しい方ばかりで素敵な出張になりました。皆様に感謝感謝です。


台湾は良い天気でありますように、、、(予報はガッツリ雨ですが笑)
高田和俊

2018年8月29日 (水)

【海外出張】2018韓国出張(ソウル)vol3

韓国出張二日目の朝、天気予報に反して雨が降らず曇り空で耐えてくれていたので、ホテルから少し歩き、ホテル最寄り駅の市庁駅周辺にあるお店でお粥を朝食で頂きました!

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写真奥が「アワビのお粥」、手前が「カニのお粥」です。優しいけれど素材の味がしっかりする美味しいお粥でした。真ん中にあるコチュジャン(?)的なものを入れると味が変わりまた美味しかったです。



美味しい朝食を頂いた後に、シン・ヒョンゴン税務会計事務所 さまを訪問させて頂きました。
シン・ヒョンゴン税務会計事務所さまは地下鉄5号線の永登浦市場駅から徒歩5分ほどのところにあり、20年ほど同じビルで事務所を構えておられるとのことでした。

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ハングル文字が並ぶ中で「税務会計」という漢字に安心感を覚える日本人は私だけではないのでは!?


申先生は韓国の方ですが日本語がお上手で、とにかく優しい印象でした。コストを抑え、かつ丁寧にお仕事をされるイメージです。

スタッフには日本の方もおられ、会社設立からリーズナブルな価格でスピーディーに対応されておられます。

ホームページも非常にわかりやすく韓国の税制等を説明されておられますが、お人柄がそのまま表れたホームページだと感じました。

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写真向かって左から、あすか街、申先生、大野様、あすか高田


特に新規設立から全てお任せされたい企業様にはお勧めです!!
シン・ヒョンゴン税務会計事務所さまを訪問した後は、少し時間があったので明洞周辺を散策しました。

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「やさ男かばん」って何ですか??????


日本人が多い熱気あふれる町でした。


あすか税理士法人

高田和俊

【海外出張】2018韓国出張(ソウル)vol2

韓国に渡った初日に一件、現地の会計事務所を訪問させて頂いたのでそのレポートを書きたいと思います。

韓国地下鉄3号線の「良才駅」から800メートルのところにある、税務法人ウィズプラス様です(ちなみにソウル駅から13駅ですが200円もしません・・・)。

こちらは全ての税務士の方が韓国の方ですが、驚くほど日本語がお上手です!
それもそのはず、日本留学経験がある方、日本の税理士法人勤務経験がある方、年に何度も来日して仕事をされている方など、日本と密接に係る仕事や経歴がある方が多いそうです。


会社設立支援、記帳代行や税務・会計顧問等はもとより、国際税務に力を入れられている事務所さまで、どこか私たちあすか税理士法人と通じるものがあるように感じました。

皆様本当に優しく気さくな方ばかりで気付けば予定の1時間をオーバーして90分ぐらいお邪魔してしまいました。

税務法人ウィズプラス様が力を入れておられる分野の一つに「国際相続」があります。
例えば日本に住んでいる期間に財を成し、その後逝去された韓国の方に対して日韓で生じる国際相続をサポートされておられます。


韓国の相続税は「賦課課税方式(役所が計算し課税)」
であり、基本的に税務当局のOKが出ないと申告が確定しないとのことで、「申告課税方式(納税者が計算し申告)」を採用している日本とは根本的に考え方が異なるのが印象的でした。

国が違えば税法の捉え方も様々で、その違いを分かりやすく納税者の方に説明し、また韓国税務当局へも説明する必要があるとのことで、凄く社会的意義のあるお仕事をされておられると感じました。

先生方は著書も多いそうで、何冊か私たちも頂戴しました!ありがとうございましたm(__)m
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国際的な分野に力を入れてクライアントをサポートされている税務法人ウィズプラス様。
お仕事で是非協業したいと思いました。

崔先生、金先生、趙先生、ありがとうございました!!

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写真向かって左から、あすか街、趙先生、金先生、崔先生、あすか高田

高田和俊

2018年8月28日 (火)

【海外出張】2018韓国出張(ソウル)vol1

アジアのアライアンス(提携)会計事務所を求める出張を毎年実施していますが、今年2018年は韓国・台湾を訪問することにしました。

ということで、韓国に到着(笑)!

関空から仁川国際空港まで飛行時間が約90分!事務所から名古屋行くような時間感覚です。近いのはやはり魅力ですね。
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仁川国際空港からソウル駅に向かう鉄道の駅ですが、スタイリッシュですよね。


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ホームも綺麗です。ソウル駅まで直通特急で約45分、一人約700円は安いと思います!が30分以上待ったのは誤算でした。。。


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最後に恒例(!?)のお金チェックです。3,000円を両替するとこうなるのですが、やはりちょっと得した気分になります笑。
 

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夕飯で食べたスンドゥブです!辛美味しかったです^ - ^


Photo_5たまたま、韓国で大雨に遭遇し、頻繁に緊急速報が携帯に届きました。読めたのは19時40分に何かが発生したことだろうことだけ・・・読めない緊急速報は逆に怖かったです(^_^;)


次回はソウルの会計事務所、税務法人ウィズプラスさまのご紹介をしたいと思います。
高田和俊

2018年8月 8日 (水)

【リクルート】アナタ向きの会計事務所とは?~新卒、転職者で真剣に悩んでいる方へ~

年に一度の税理士試験。明日で終わりですね。

受験された皆様、まずはお疲れ様でした。
私もかつては受験生でしたので分かります。。本当に本当にお疲れ様です!


試験が終わった方はホッとされていますよね。
そんなホッとされているところに水を差すようで恐縮ですが、会計事務所の就職活動が一番動くのが、試験直後の3日ほど、つまりお盆前だとご存じですか??
行きたい事務所がある方は、早く動くことをお勧めします。
事務所が決まってからユックリ休む感じですね。


さて、会計事務所への就職活動、転職活動ですが、皆さんはどのように事務所を選んでいますか?
・給与が良い
・年齢層
・休みが取れる
・事務所が綺麗そう などなど
色々なポイントがあると思います。

私がお勧めする会計事務所の選び方は以下“2STEP”です。



〈1st STEP〉
ホームページを見て何に力を入れている事務所なのか見極める
自分の状況(年齢や経験状況等)が似ている人がいる事務所なのか確認する
ワンマン事務所なのか組織なのか見極める



〈2nd STEP〉
実際に会社説明会や面接に赴き、先輩や経営者がどのような人物なのか「肌で感じる」


特に「2nd STEP」が重要だと思います。

皆様が良い会計事務所に出会えることを心から祈っています(◎´∀`)ノ

ちなみに、私たち「あすか税理士法人」が一番力を入れているのはズバリ「教育」です。
あすか歴10年以上のベテランスタッフが中心となり教育します。
入社から順に『入力担当STEP』『申告補助担当STEP』『クライアント担当STEP』の三段階に分けて、各段階毎に教育させて頂くのが特徴です。
各STEPは複数の教育担当者による協議により次のSTEPに昇進するかどうかを決定し、面談も毎月実施するため、今の自分に足りないものを可視化出来るよう心懸けています。

リクルートサイトに先輩の座談会や、経営陣の座談会も載せているので雰囲気を感じ取って頂けると思います。
どこの会計事務所で働くのか検討されている方は是非一度ご覧下さいませ。

あなたに会える日を楽しみにしています!
高田和俊


2018年7月 5日 (木)

【リクルート】大原簿記様主催の就職面談会2018夏(大阪)参加します!

私たちあすか税理士法人では、昨年に引き続き2018年8月11日に大原簿記法律専門学校様主催の就職面談会(大阪会場)に参加します。

下記が大原簿記法律専門学校様が発刊されたWinに掲載された弊社記事です。

2018win

様々な事務所が一堂に会する場ですので、会計業界で働こうと思う方は参加されて損は無いイベントだと思います。そもそも、働きたい会計事務所を選ぶ際に、あなたは何を重視しますか?


規模が大きければ良い事務所なのか?
急拡大していれば良い事務所なのか?
ホームページで耳障りの良いことを書いているから良い事務所なのか?



あなたにとって良い事務所かどうかは入ってみなければわかりませんが、少しでも自分に合う会計事務所を探す工夫、努力を行うべきだと私は思います。


気になる事務所は自分でリサーチし、その上でインターネットで得た情報だけに頼らず会社見学等に参加することで少しでもその会計事務所の人に触れ、自分の方向性と事務所の将来性がマッチするかどうかを考えてみるべきです。


仕事をする時間が人生に占める割合は決して低くありません。

自分の人生を豊かなものにするために、仕事選びは真剣に考えて欲しいと思います。



私たちあすか税理士法人は、プロの中のプロと言える会計人を目指す人を本気で応援します。

少しでも興味を持って下さった方は、リクルートサイトを見ていただき、アクションしてみてくだい。面接前の会社説明会も随時実施しています。

大原簿記法律専門学校様主催の就職面談会であなたにお会いすることを楽しみにしています。



あすか税理士法人

代表社員 高田和俊

2018年5月20日 (日)

【国際税務】平成30年度税制改正~PE定義の変更など~

今日は平成30年度税制改正のうち、国際税務に関連する部分を確認したいと思います。
今回お伝えするのは次の二つのテーマです。

1、PE定義の改正

2、タックスヘブン対策税制の改正


以下、順番に内容を説明します。

1、PE定義の改正

(1)代理人PEの改正

その範囲に、国内において非居住者又は外国法人のために、その事業に関し反復して契約を締結し、又は一定の契約の締結のために反復して主要な役割を果たす者で、これらの契約が非居住者等の資産の所有権の移転等に関する契約である場合における当該者を加えるとともに、独立代理人の範囲から、専ら又は主として一又は二以上の自己と密接に関連する者に代わって行動する者を除外する。(斜字体は財務省HPからの抜粋、以下同じ)


非居住者の為に「資産の所有権の移転等に関する契約」を締結する者が代理人PEに含まれるようになったのがポイントです。
例えば外国法人が日本法人に日本顧客への販売を委託している場合、当該日本法人が代理人PEとして認定される可能性があります。


(2)支店PEの改正

保管、展示、引渡しその他の特定の活動を行うことのみを目的として使用する事業を行う一定の場所等は、PEに含まれないものとする。ただし、その活動が非居住者等の事業の遂行にとって準備的又は補助的な機能を有するものである場合に限る。

従前から保管等のための場所等は支店PEに含まれなかったのですが、その保管等の場所は「事業にとって準備的又は補助的な場合に限る」ようになったのがポイントです。
日本に倉庫があるだけだから、という理由で課税出来ないことが問題になったケースは記憶に新しいと思いますが、今後は課税範囲が広がると認識する必要があります。


(3)建設PEの改正
建設PEの期間要件について、契約を分割して建設工事等の期間を1年以下とすることにより建設PEを構成しないことがその契約の分割の主たる目的の一つであった場合には、分割された期間を合計して判定を行うこととする。

契約が「分割さている」と判断されれば分割が無かったものとして期間を再計算、その結果その期間が1年超となれば建設PEになることが明示されたのがポイントです。
どこまでを一つの建設工事と考えるのか、しっかり判断が必要だと言えます。


2、タックスヘイブン対策税制の改正

(1)一定の株式譲渡益の取り扱いを適用対象額(加算対象額)から除外

特定外国関係会社又は対象外国関係会社が、外国関係会社に該当することとなった外国法人の統合に関する基本方針及び統合に伴う組織再編の実施方法等を記載した計画書に基づいて、一定の期間内に、その有する対象株式等を当該特定外国関係会社等に係る内国法人又は他の外国関係会社に譲渡をした場合において、その譲渡の日から2年以内に当該譲渡をした特定外国関係会社等の解散が見込まれること等の要件を満たすときは、その対象株式等の譲渡による利益の額を、当該譲渡をした特定外国関係会社等の適用対象金額の計算上控除することとする。

国際的組織再編を実施した結果、ペーパーカンパニー等を保有することになり、そのペーパーカンパニーが保有する他のグループ会社株式を譲渡し益が計上されるとき、その益はタックスヘイブン対策税制での加算対象外となる改正です。
国際的M&Aが活発になる中、過度な税負担を負わせないことで国際的事業再編を促すことが目的だと思われます。


(2)無税国の税負担割合の考え方

無税国に所在する外国関係会社の租税負担割合は、その外国関係会社に係る各事業年度の租税の額の所得の金額に対する割合とする。この場合において、その外国関係会社が受ける配当等の額があるときは、その配当等の額はその所得の金額から減算することとし、その所得の金額がないとき又は欠損の金額となるときは、その外国関係会社に係る租税負担割合は零とする。

無税国についてその税負担割合が零となる旨、明示されました。


(3)部分合算課税制度における部分適用対象金額
部分合算課税の対象としないこととされる関連者等に対する金銭の貸付けに係る利子について、その関連者等の範囲から個人を除外する。

個人に対する貸付は部分合算課税対象から除外できなくなりました。


以上です。


今までの法律で手が行き届いていなかった部分をより補正したイメージではないでしょうか。
今後も引き続き改正が予定されていますので、長期的な意思決定には国際税務の流れをご理解いただくことが重要だと思います。


高田和俊


2018年4月20日 (金)

【国際税務】ミャンマー会計年度変更へ〜4月→10月スタートへ〜

日本からの進出先として注目されているミャンマー。
ミャンマーの政府会計年度は日本と同じく4月〜3月だったのですが、2018年度から10月〜9月に変更となります。

ミャンマーの法人は会計年度に合わせて三月決算でしたが、この改正により一般法人会計年度がどのように変わるのか注目されます(税金計算は三月締めのままと日経新聞にはあります)。

気になったのでJETROでミャンマー法人税制を確認してみました。
下記要約します。


法人税率:25%

事業年度:4月〜3月

税務申告期限:6/30まで(三ヶ月以内)

納税期限:申告書提出後、課税通知書が送達され、そこに納期限表示

課税範囲:ミャンマー法人は全世界所得課税(MIC認可企業は国内源泉課税)、外国法人は国内源泉課税

繰越欠損金:三年繰越可能(繰戻還付無し)

非居住者に対する源泉税:
・利子→15%
・配当→0%
・ロイヤルティ→15%
・商品購入、サービス提供、賃貸借→2.5%

源泉税納期限:支払から7日以内

日本との租税条約:無し(2018.4現在)

特筆すべきは非居住者が商品購入した際に源泉税が発生することです!

ただ実務的には源泉徴収されていないケースが多いようです。後で国からミャンマー法人が追徴を受け、日本企業に請求される可能性もゼロではありませんので、適時に正しい知識を持った上で実務に当たることが肝要だと思います。

あすか税理士法人
高田和俊


2018年4月18日 (水)

【国際税務】ソフトバンク追徴課税〜国際的M&Aリスク〜

ソフトバンクグループが東京国税局の税務調査を受け、939億円の申告漏れを指摘されたとのことです。(2018年4月18日、日経新聞より)


ソフトバンクグループは2013年にスプリント(米携帯電話大手)、2014年にブライトスター(米携帯卸売大手)を買収したことは当時大きくニュースで取り上げられていました。

その買収先の子会社等の中にタックスヘイブン国、つまり税金が低い軽課税国の法人が含まれており、かつペーパーカンパニーと認定を受けて、タックスヘイブン対策税制により追徴課税を受けることとなったようです。


ペーパーカンパニー認定は、独立企業としての体をなしているか、グループ以外との取引は活発か、どこの国でも出来る事業を敢えて税金が安い国で営んでいないか等を総合的に勘案して判断されます。


今回のケースは、既に修正申告と追徴納税を済ませ、再発防止策を講じたとソフトバンクグループの広報室からコメントが出ていることを鑑みると、ペーパーカンパニー認定について国と争わないのではないかと思われます。



国際的M&Aが活発になる中で、買収時に十二分な税務デューデリジェンスを実施することが事実上困難である中で、タックスヘイブン対策税制の影響を財務経理部署が適時に(税務申告までに)必要な情報を把握するのは非常に困難なのだと思います。


今回のケースも買収先が抱えていた子会社等は数百社あったそうです。タックスヘイブン対策税制は毎年子会社の状況を把握しておく必要があるため、注意が必要です。


また2018年4月1日以降開始事業年度(外国関係会社事業年度ベース)より新しいタックスヘイブン対策税制がスタートしますが、トリガー税率廃止により税負担20%以上の国も加算対象となるため、国際的M&Aを実施するときは今まで以上に注意が必要ですね。



あすか税理士法人
高田 和俊

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